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バイク入門 二輪免許はどれを取ればいいの?

最近二輪免許を取りましたので、これから免許を取ろうとする方にどうすればいいかお伝えしていきたいと思います。

まず知っておきたい二輪免許制度

排気量とは

二輪免許はエンジンの排気量によって区分けされています。

排気量とはエンジンの燃焼室の大きさで、「○○cc」という表示のされ方をします。燃焼室が大きければ一度により多くの燃料を燃やせるので、エンジンの出せる力が大きくなります。

排気量が上がると操作は難しく

排気量が上がれば加速は速くなりますし、高速走行時は余裕を持って走ることができます。しかし、力はあるほどいいというものでもありません。

  • 車重が重くなるので取り回しが難しくなる
  • 急激に加速して暴走する危険性が高くなる
  • 低速域では過剰な力をコントロールするために繊細なアクセル・クラッチ・ブレーキ操作が必要

排気量が大きくなるとバイクのコントロールが難しくなる傾向があるので、排気量が上の免許ほど教習時間が長くなり、合格基準も厳しくなります。

小型と中型と大型免許

排気量によって区分けされると言いましたが、各免許ごとに「○○ccのバイクまで乗れる」という仕組みになっています。大型自動二輪の場合はどの排気量でも乗れます。

排気量 免許
50cc未満 原付免許・普通自動車免許
125cc未満 小型自動二輪免許
400cc未満 普通自動二輪免許
400cc以上 大型自動二輪免許

教習時間と費用は?

免許を持っていない場合

免許を持っていない、または、原付免許しか持っていない場合は、学科教習もあるため、教習時間は長くなります。

免許 費用目安(万円) 教習時間(合計) 学科(時間) 実技(時間)
小型限定普通二輪(MT) 14-18 38 26 12
普通二輪(MT) 15-20 45 26 19
大型二輪 28-32 62 26 36

普通免許を持っている場合

すでに免許を持っていると、学科が免除されるため、時間、費用が大幅に減ります。

免許 費用目安(万円) 教習時間(合計) 学科(時間) 実技(時間)
小型普通二輪(MT) 7-10 11 1 10
普通二輪(MT) 15-20 18 1 17
大型二輪 28-32 32 1 31

普通二輪の場合、毎日通えば2週間程度(検定を除く)、週1で通っても2ヶ月程度で取れる計算になります。

二輪免許を持っている場合

免許 費用目安(万円) 実技(時間)
小型限定普通二輪→普通二輪 5
小型限定普通二輪→大型二輪 20
普通二輪→大型二輪 12

二輪免許選びのポイント

普通自動二輪か大型自動二輪を取る場合が多いと思います。乗りたい車種が決まっている場合は、最低限それに合う免許を取ってください。

通い直すのは大変

学生さんならあまり問題ないと思いますが、社会人になってから教習所に通うのは大変です。

大抵、検定は平日の決まった曜日にしかやっていません。検定日に休みを取る必要がありますが、1回で合格するとは限りません。また、検定合格後に免許センターに免許の書き換えに行く必要がありますが、こちらも平日のみの対応です。

実はATよりMTの方が簡単

意外に思われるかもしれませんが、二輪の場合はATよりMTの方が取得が簡単だと言われています。

なぜかというと、AT車は低速での扱いが難しいからです。

  • 車両重量が重い
  • AT車の方がホイールベースが長い(狭いところを曲がりづらい)
  • クラッチでの速度調節ができない
  • ニーグリップができないので低速でのバランスを取りづらい
  • AT車はアクセルを切ると勝手に止まろうとする(速度が落ちすぎて倒れる)

ただ広いところを走るだけなら簡単ですが、教習所では低速で安定して走れるための課題を中心に行います。AT車の苦手な課題をやる上に、教習時間も短いため、結局補習になって余分な料金がかかったという事になりかねません。

というわけで、直進の安定性は高く、公道に出ればAT車の方が簡単ですが、免許取得に限って言えばMTの方が簡単です。ですが、MT車はギアやクラッチを同時に操作していく必要があるため、それ自体がどうしても難しい場合はATの方がいいかもしれません。

小型よりも普通二輪をおすすめ

教習時間、費用はそれほど変わらないので、普通二輪を取ってしまうことをおすすめします。特に趣味で乗る場合は、「後で250ccに乗りたくなったけど教習所に通い直すのはきつい・・・」ということになりかねません。安全面でも、不慣れなまま公道に出るより、実技の時間を長く取れる普通二輪の方がおすすめです。

そもそも小型二輪の教習をやっていない場合があります。実際、私の周りの教習所では、普通二輪と大型二輪しかやっていない所が多かったです。

小型普通二輪は教習時間が短い

実技の中にはシミュレーター教習も含まれていて、実車に乗れる回数はかなり限られてしまいます。操作系は普通二輪と変わりませんから、車体の取り回しは楽でも操作に慣れる時間は変わりません。そのため、「補習料金(1回5千円程度)を払ったら普通二輪と変わらなくなった」という事になりかねません。

400ccの取り回しが難しい場合は小型二輪もおすすめ

普通二輪の教習で使うHONDA CB400はバンパーなども含めて200kg以上あります。

小柄な方で「普通二輪の教習車は大きすぎて難しい」という場合は小型普通二輪もありかなと思います。最終的に普通二輪を目指す場合も、バイクの操作自体に慣れていれば普通二輪にステップアップする際もかなり楽になります。

中型二輪免許か大型二輪免許か

こちらは明確な基準のない話になります。個人の考え方次第ですね。

乗りたいバイクが大型なら当然大型免許が必要ですが、当面大型バイクに乗る予定がないけれど大型免許を検討するのは概ね次の2パターンだと思います。

  • 将来大型バイクに乗りたくなるかもしれない
  • 公道に出る前に技術を磨いておきたい

買わなくても大型バイクに乗れる

最近はメーカー公式のレンタルサービスも充実してきたため、購入しなくても気軽に大型バイクに乗ることができるようになりました。趣味で乗る方ははじめから大型二輪免許の取得を考えてもいいかもしれません。

技術向上のために ライディングスクールも要検討

大型免許は単純に教習時間が長くなるため、中型バイクなら完全に操作に慣れた状態で卒業することになります。また、教習の方針自体が厳しくなることが多いですし、大型免許でも中型免許と同じ狭いコースを通るため、より繊細な操作が必要になります。

この技術は中型バイクでも生きてくるので、より安全に公道に出ることができます。

ただ、技術についてどこまで指導してくれるかは教習所と教官によります。行ける範囲にあるのであれば、後述するライディングスクールに行った方が費用、効果の両面で満足いく結果になると思います。

一発で大型を取るか中型を経由するか

急いでいないのであれば中型を経由することをおすすめします。費用や時間はあまり変わりませんし、そもそも、教習所によっては二輪免許を持っていないと大型二輪免許を取れない場合があります。

中型二輪免許を経由するメリットとしては

  • 最初に比較的扱いやすい中型で練習できる
  • 中型免許が取れた段階でバイクに乗れる
  • 教習所が合わなかった場合に大型はやめる・教習所を変える判断がしやすい

いきなり大型二輪免許を取るメリットとしては

  • 教習時間・費用が若干少なくてすむ
  • 検定や免許の書き換えが1回ですむ
  • 再入校する必要がない