MENU

格安SIM・サブブランド キャリアからの移行準備とおすすめプラン

格安SIMやサブブランドを使って通信費を節約するにあたって、必要な準備と、おすすめのプランを紹介します。

方針としては、1ページで概要がわかること、パソコンやスマホにそれほど強くない方でも契約しやすく、プランが複雑でないことを重視しています。そのため、画像付きで詳しい手順の解説はしませんし、プランも最安は狙わず代表的なもののみ紹介しています。

キャリアで契約している方は、まず格安SIMに移行して大きく料金を下げることが重要で、格安SIM間の比較は後々していけばいいと思います。「せっかく契約しなおしたのに面倒くさい」と思われるかもしれませんが、一度移動してしまえばハードルが一気に下がってしまいます。長期的に見れば1人で数十万、家族で100万円を超える支出を削れますから、ものすごくコスパのいい節約になります。

目次

格安SIM・サブブランドについて

格安SIMとは?

ドコモ、au、ソフトバンクの回線を借りて、他の会社がサービスを提供している携帯回線です。格安SIM同士の競争は激しいので、原価に近い価格で提供されています。

サブブランドとは

格安SIMと違い、キャリアが直接運営している通信サービスです。格安SIMと比べて割高ですが、店頭サービスを受けられるものが多く、キャリアのメインサービス(本ブランド)と同じ通信速度です。

固定回線を引く場合は、現状ではソフトバンク光(Air)とワイモバイルの組み合わせがおすすめです。

格安SIMでも大丈夫?

通話に関しては同じ品質です。

データ通信は契約した容量までは普通の速度で通信できますが、それを超えると超低速になります。その場合はそのまま我慢して使うか、220円/GBなどで不足する容量を追加することになります。追加料金は会社・契約によって異なります。

また、混雑時間帯の通信速度が遅くなる可能性があります。通信量の多い高画質動画を見たりしなければ問題ないレベルです。

いくら安くなるの?

キャリアの普通の(無制限)プランは通常7千円台、最大割引で5千円台です。一方、格安SIMは多くの方が千円以下、多めに通信する方でも2千円から3千円程度に収まることがほとんどです。

キャリアの場合は端末代が分割で一部月額料金と相殺されていたと思いますが、端末代は自分で払う必要があります。その分を差し引いても大幅に料金が安くなります。

端末代の目安として、ミドルレンジからミドルハイの端末を想定して5万円の端末を2年使うとすると、2,083円/月になります。2年後に2万円で売却できたとすると、1,250円/月です。

エントリークラスのAndroidですと2万円程度で買えるので、売却を考えなくても2年使用で833円/年になります。もし、通話メインでガラホでもいい場合は、5千円程度の新古端末もあるので208円/月になります。

格安SIMになったら自分でやらないといけないこと

一部のサービスを除き、店頭でのサポートは受けられなくなります。そのため、今まで店員に任せていた作業を自分でやる必要があります。

そういった作業が難しく、自宅で固定回線を使う場合は、ソフトバンク光(Air)とワイモバイルのセットがおすすめです。

初期設定

SIMカードと端末、またはSIMカードのみが宅配便で送られてくるので、SIMカードのセットアップや、端末自体の初期設定など、すべて自分でやる必要があります。

SIMカードのセットアップは説明書付きで送られてくるので、慣れれば簡単です。

端末の準備

今までショップにある端末から、店員さんが選んでくれていたかもしれませんが、自分で選ぶ必要があります。今使っている端末が使える可能性もありますが、使えない場合や、乗り換えの際には買い替えが必要です。新しい契約先が携帯の販売をしていないこともあり、その場合は自分で見つけてくる必要があります。

格安SIM切り替えの準備

使っているギガ数の確認

契約しているキャリアのマイページ(マイソフトバンクなど)で過去数か月分の通信量(GB)が確認できます。基本的にはその量以上のプランで契約します。

クレジットカードの準備

支払いはクレジットカードのみで、口座振替や請求書払いに対応しているところはあまりありません。クレジットカードを持っていない場合は用意してください。

ポイントがたまりますが、ポイントを使う必要があるので、よく使うサービスのクレジットカードを作ってください。1枚目はVisaかMasterカードがおすすめです。

ガソリンスタンド

買い物には使わない場合は、ガソリンスタンドのクレジットカードがおすすめです。買い物と違って余分に使いすぎてしまう心配はありませんし、対応するスタンドのカードで払うだけで数円割引されます。各社アプリが出ていますが、アプリの割引とカードの割引は併用できるのではないかと思います。アプリにクレジットカードを登録してしまえば簡単に支払いも済むので、車に乗っている方にはおすすめです。

ちなみに、コスモカードはイオンカード系列のカードなので、5のつく日の割引なども受けられます。

スーパー・ショッピングモール・ショッピングサイト

楽天、Amazon、イオンなど、割引やポイントアップがあるので、よく買い物をするお店のカードもおすすめです。自社サービスの利用を前提としているため還元率が高めで、普段使っている所ならポイントの消化にも困りません。

特に楽天などの経済圏を意識してまとめると、大幅にポイント還元率が上がってお得です。

PayPayカード

PayPayをよく使う方はPayPayかーどがおすすめです。残高のチャージが必要なくなり、ポイントもPayPayの支払い時に1ポイントから使えます。

キャリアメールからの移行

キャリアメールとは、メールアドレスの右側に「softbank」「docomo」「ezweb」「au」など、携帯会社名や携帯サービスの名前が入っているメールアドレスです。

キャリアメールは携帯キャリアを変えると使えなくなるので注意が必要です。あらかじめGmailなどのフリーメールを取得して、各サイトの会員情報を変更しておきましょう。

すぐに変更できない場合、解約後も「メール持ち運びサービス(月額330円)」を申し込めば引き続きキャリアメールを使えます。メール持ち運びサービスを使いながら、数カ月~1年程度かけて、登録情報を変更してください。

必ず解約をする前に、申し込み手順を確認してください。

MNP予約番号発行

携帯電話番号を引き継いだまま携帯会社を引き継げますが、MNP予約番号が必要です。新しい会社の申し込み時に、今の電話番号とMNP予約番号を入力します。

MNP予約番号はキャリアのマイページや、サポート窓口で発行することができます。

端末の準備

使える端末と使えない端末がある

キャリアを変えた場合に、使える端末と使えない端末があります。

SIMロック

キャリアモデルの携帯はそのキャリアでしか使えないように設定されている場合があります。今販売されているものはSIMロックがかかっていませんが、古い中古端末を買う場合は注意が必要です。

バンド

キャリアごとに通信をしている電波の周波数が違います。携帯ごとに対応している周波数が違うので、違うキャリアに買えたら通信ができなくなった、つながりにくくなった、といったことが起こります。

買う前に「機種名 キャリア名」で検索してみて、問題ないか確認しましょう。

おすすめ端末

Apple iPhone

iPhone SE3が現行モデルでは一番安く、62,800円です。全体的に機種代金は高くなりますが、どれを買っても操作感が同じで、バンドの問題が発生しません。

中古の買い取り価格が高いので、売却価格も考えると端末の安いAndroidよりもお得に使える場合もあります。

割引を使用しないのであればアップルストアが一番安く買えます。比較的高く下取りもしてくれるので、iPhoneを使い続けるのであればアップルストアの購入がおすすめです。

Google Pixel

Androidを開発しているGoogle純正の端末なので、変なカスタマイズがされておらず、性能も安定しています。型落ちのGoogle Pixel 7aがauで約4万7千円で買えます。

エントリースマホ

そんなにこだわりはないから安くしたいけど、QR決済とかやりたいからスマホにしたいという方は、エントリークラスのスマホがおすすめです。2万円程度で売っているものがありますので、2年で使い潰しても1カ月あたり千円いかないくらいです。

よくわからない中国メーカーも多数出てきてしまうので、分からない方は次のブランドの商品を選んでおけば大きな問題は出ないと思います。

  • Xiaomi(Redmiブランド)
  • OPPO(Renoブランド)
  • motolora(Motoブランド)

執筆時点で人気のエントリースマホを紹介します。Amazonのリンクで紹介しますがAmazonが最安というわけではありませんし、MNPと同時に購入すると0円に近い価格で手に入る可能性もあります。

端末価格(参考)
Xiaomi Redmi 12 5G24,500
Xiaomi Redmi Note 10T18,800
motolora moto g52j 5G II27,500
motolora moto g1322,970
代表的なエントリースマホ

ガラホ

ガラゲー風にカスタマイズされたAndroidです。通話目的であれば電池の持ちがよく、端末代も安く済みます。

Amazonで販売されているSimply 603SIが5千円程度です。これはY!mobileの端末ですが、他社でも使えます。

端末価格(参考)
Simply 603SI4,500

購入方法

新しい携帯会社・ネット通販

MNP転入と同時に端末を買うと大幅に割引されることが多いので、欲しい端末があるのであれば同時購入がおすすめです。

Amazonや楽天でも端末が販売されています。Amazonはバッテリー残量の保証された整備済み品も販売されています。

携帯キャリア

回線契約をしていなくてもソフトバンク・ドコモ・auの端末を買えます。店頭で買うと割増料金を取られるので、公式オンラインショップでの購入をお勧めします。

あまりおすすめしませんが、2年などで返却するプランも回線契約なしで利用可能です。

フリマサイト

慣れていない方にはお勧めしませんが、フリマサイトなどで新古・中古端末を買うこともできます。

バッテリーの関係でスマホは2年程度しか持ちませんので、購入から半年以上たっているものはおすすめしません。 

サブブランド

サブブランドは徐々に値上げされる傾向にあります。現状の料金で計算していますが、ワイモバイルが今後も安く利用できるかは不明です。

ワイモバイル + ソフトバンク(固定回線)

ワイモバイル公式

ワイモバイルなら店頭サポートが受けられ、容量もある程度カバーされています。端末販売もあり、他で買うよりも安く買えます。

最安ではありませんが、「Softbank Air」か「Softbank 光」とセットなら割引が多く、他の格安SIMと大きな差はありません。割引なしであれば…少し頑張って格安SIMを使いたいです。

PayPayカードで支払うと187円の割引があります。

プラン容量基本料金セット割引セット割引後(PayPayカード割後)
シンプル2S4GB2,365円-1,100円1,265円(1,078円)
シンプル2M20GB4,015円-1,650円2,365円(2,178円)
シンプル2L30GB5,115円-1,650円3,465円(3278円)

irumo

irumo公式

店頭申し込みが可能で、0.5GBプランが割引なしで、550円で利用できます。

固定回線とセットなら3GB(割引後880円)と6GB(割引後1,540円)は候補に入りますが、他が9GB(割引後2,090円)しかなく、家族でそろえるのならワイモバイルとソフトバンクの固定回線のセットをおすすめします。

低容量・通話専用(1~3GB)

通話にしか使わない、データ通信はウェブとメールしか使わない人が当てはまります。

Povo 「0GB 0円~」

Povo公式

基本料金が0円で、必要に応じてギガやかけ放題サービスを「トッピング」するサービスです。半年間一定以上の通話をしないか、トッピングを全くしないと強制解約になります。

通話専用で5分かけ放題(550円/月)、完全かけ放題(1,650円/月)のみつける方法もあります。低速通信でもメールやLineの文字のやり取り、QRコード決済、ナビアプリなどは使えました。通話に不安のある楽天モバイルと併用して、かけ放題のトッピングをすることもできます。

Webのマイページがありません。ガラホでも使えますが、設定用にスマホが1台は必要です。

日本通信 合理的シンプル290 「1GB 290円~」

料金・プラン(日本通信)

最低金額が290円と低額な従量制プランです。1GBを超えると1GBあたり220円かかります。使用上限を設定できて、それを超えた場合は超低速になります。

おおむね3GB以内に収まる(たまに少しオーバーすることがある)なら最安です。他にも特徴あるプランが多数あります。

かけ放題サービスも、390円で5分かけ放題か月70分無料(使い切った場合30秒換算2.8円)を付けられます。

中容量(~10GB)

家にWi-Fi環境があって動画をあまり見ない方は、ここまでで収まってくると思います。

HISモバイル (7GB 990円)

プラン・料金一覧(HISモバイル)

自由自在プランの7GBが990円と最安値です。同じ値段だと3GBが標準なので、倍以上の通信料が使えることになります。

日本通信 合理的みんなのプラン(10GB+通話オプション 1,390円)

料金・プラン(日本通信)

多くの人が足りる10GBに、通話オプションとして「5分かけ放題」または「月70分通話無料」が追加料金なしで選べるプランです。容量あたりの価格も高くなく、そこに通話オプションがつくので、非常にお得なプランになっています。

大容量(~30GB)

Mineo (20GB+中速通信 2178円)

料金表(Mineo)

最安ではありませんが、マイピタの20GBプラン(2,178円)にオプションのパケット放題Plus(10GB以上のコースは無料)を付けると20GB超過後も1.5Mbpsの中速で通信ができます。高速通信としては最安ではありませんが、100GB相当の中速通信がついてくると考えられます。

日本通信 合理的30GBプラン(30GB+通話オプション 2,178円)

料金・プラン(日本通信)

30GBの大容量を比較的安く提供しつつ、通話オプションとして「5分かけ放題」または「月70分通話無料」が追加料金なしで選べるプランです。

超大容量(無制限)

楽天モバイル (無制限 3168円)

楽天モバイル公式

楽天での買い物がポイントアップする点と、3千円強で無制限に通信ができる点が特徴です。固定回線を引いていない場合はテザリングでパソコンの通信をしたり、ホームルーターにSIMを入れて固定回線代わりに使ったりすることもできます。ポイントアップは+4%と高倍率で、最大2ポイント還元されるため、実質千円強で容量無制限回線が手に入ります。

20GBから少し超える程度であればMineoで中速通信を組み合わせた方がいいでしょう。

格安SIMと同列に紹介していますが、本来はソフトバンクやドコモと同じMNOです。かなり改善されてきましたが、新しくできたキャリアのため通信可能範囲に不安が残ります。生活圏内で問題なくても、人の少ない地域に出かけることの多い方は注意が必要です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次