「日本人ファースト」は日本人のためになる?参政党を支持しない理由

私は基本的に野党支持(現在は野党の範囲内で無党派)で、自民党もいい政策であれば支持するという立場です。最近、参政党の支持率が増加していますが、野党支持でも参政党を支持することはありません。

認識せず支持している方が多い気がするのですが、参政党は「右翼」、海外メディアからは「極右」とも分類されることのある政党です。そういった団体がいること自体は否定しませんが、ここであえて記事にしようと思ったのは「排外主義はダメ」「みんな仲よくしようという」事ではありません。参政党の言う「日本人ファースト」の政策が支持者や日本を幸せにしない、すべてではないにしても支持者の気持ちを搾取しているからと考えるからです。元々、オーガニック方面で人を集めていたようで、政治的無関心、政治的免疫がない人が他党を検討しないまま支持してしまっているという指摘もあります。

参政党が女性を取り込んだ「オーガニック右翼」という“戦略” オーガニック(自然食)×パワースポット(神社)という絶妙なかけ合わせ

長くなりすぎて、途中で推敲するのが嫌になりました。記事が「長くて読めんわ!」という人は、池上彰さんのこちらの動画がおすすめです。参政党の考え方のベースが何か、根本的に何が危ういのか分かってくると思います。

【解説】参院選で躍進した「参政党」って?“新憲法の構想案”を知れば、その考え方が見えてくる!

いったん人権的な問題は置いておいて、参政党の政策が「日本」や「日本人」にとっていいのか悪いのか、私の見解を書いていきます。

目次

日本が悪い?自民が悪い?与党の野党落ち・新興政党の台頭は世界的現象

与党の人気低下は日本だけの現象ではなく、世界的な傾向です。単に「与党の政策が悪いからこうなった」と考えると状況を見誤りますし、そこでゲテモノに飛びついてしまうと、さらに状況を悪くしてしまいます。

コロナ禍以降の生活苦がきっかけになった

コロナ禍やウクライナ戦争により、世界的に物価が上がってしまいました。当然、生活が苦しくなることで不満が高まり、怒りの矛先はかじ取りをした各国の与党に向かいました。多かれ少なかれもともと不満はありますから、そういった面もあわせて攻撃されます。

日本のインフレ率はかなりましな方なのですが、長期間のデフレ、実質賃金の低下なども重なり、不満が高まっています。そして、これからは本格的に少子高齢化が進み、生産者不足や、地方の消滅、そして、都市部の人口流入の減少も顕著になってくると思います。

ここで確認しておかないといけないのが、世界的に同じ現象が起きていること。つまり、程度の差はあれ、「ここ数年は誰がやってもうまくいかなかった」ということです。

こんな既存政党への不満

たとえば日本の場合、与党(自民党)にはこんな不満があるでしょう。

・利権・癒着・自浄能力の欠如
・支持母体とのしがらみ
・党内権力構造による機能不全
・右左など政治・政策的スタンスの違い

野党は野党で個別に自己主張をして他党との差別化に専念している場面が多いです。なんとしてもこの法案は通すという感じよりは、自身の支持者へのアピールを優先しています。自民のような執念、泥臭さがありません。

代わりに選ばれた「変な」政党

ここで単に野党に政権交代したかというと違います。同時に、「ナショナリズムの様なもの」を強調した政党が共通して勢力を伸ばしています。新たに出てきた政党もありますが、元々あっても、それまでは色物扱いされて大きくなることはなかった政党です。

・トランプ政権(政党ではないですが共和党がトランプ化せざるを得ない状況)
・ドイツのための選択肢(AfD)

共通しているのが、既存政治への不満・取りこぼしている支持層を集めて、シンプルな「物語」と自分と関係のない「敵」を作る。そして、SNSを使って拡散、閉鎖的なグループを作るという、ある種、カルト的な手法です。

参政党や今回の本題ではありませんがN党もこのグループに入る政党です。

欲しいのは満足感?正しい問題理解・解決策は欠かせない

こういった政党の主張は「一体感」や「悪・敵を断罪・排除する気持ちよさ」を感じることができます。参政党がDIY政党だという事を強調しているのも、それが理由でしょう。

タイムリーな話題があったので例に使います。エプスタイン・ファイルという陰謀論で、トランプ(MAGA)支持者にアピールしていた内容です。

  1. 資産家のジェフリー・エプスタイン氏が未成年を含む性犯罪に関与した(ここは事実)。
  2. 彼は権力者に少女の売春を仲介しており、大物が記された「顧客リスト」が存在する。
  3. 2019年に獄中で自殺したことになっているが、証拠隠滅のために殺された。政府もディープステートに操られていて隠ぺいしようとしている。

1は事実ですし、「犯罪者けしからん」という事でみんながヒートアップしやすい話題です。2、3に関しては「権力者はきっと悪いことをしているはず」という噂レベルで根拠がない内容ですが、トランプ氏はこれを煽って真実を明らかにすると言っていました。

ふたを開けてみるとそんな事実がないことが検証され、トランプ氏が支持者に逆ギレしている状態になっています。

結局、これは何だったかというと

  • 間違った問題設定:分かりやすい「敵」や「物語」を設定することで正義感を煽った。
  • 間違った解決方法:「真実」を明らかにすることで巨悪を倒せる。自分ならそれができる。
  • 期待した結果が得られない:はじめから「真実」などなかったので何も解決しなかった。

前提が間違っているので解決策を実行しても何も変わりませんし、陰謀論を主張していた側もトランプ氏がよくやる「解決した(勝利した)と言い張る」「開き直る」といった行動しかとれません。

この場合は実際に権力を取って真相究明できる立場に「なってしまいました」が、荒唐無稽な内容でも「『本当』の解決策の実行を目指す」「悪を糾弾する」といったことを主張し続けることで、一定の支持を得る「おいしい」手法です。

「保守」と「懐古主義」は違いますよ

参政党にも一部そうした主張が含まれますが、「問題設定」や「解決方法」に、「日本の伝統」を設定しようとする方がいます。

そういった方々は、明治以降や、特に戦前~戦後(高度経済成長期)の体制・文化を「日本の伝統」だとして、それを守るのが「保守」だと誤認していらっしゃいます。その方にとってはいい時代だったと思えるのかもしれませんが、当時の不便さ、過酷さが無視されていますし、前提条件が変わっているので元には戻りません。

  • 昔の家父長制に戻す・女性の社会進出を止める
  • 人口ボーナス期(高度成長期)の幻影を見るのはやめましょう?
  • 外国人を排除して日本人優先・国内中心で
  • これからさらに本格化する少子高齢化社会だし、アメリカの様な資源大国でもないから引きこもったら詰みますよ?

既存政党が腐ってる?参政党は食べるところがないんじゃ?

よく、政治が「腐敗してる」と言いますよね。食べ物に例えると、既存政党は食べられる部分と食べられない部分があって選ぶ余地がありますが、参政党は芯まで腐っていて食べられない、または「きれいな」食品サンプルなので食べ物として成立していないといいった状態です。根本的な問題の種類が違います。

前時代的で現代憲法の基礎すら押さえていない「新憲法構想案」

参政党は一から憲法を作り直すという事で、新憲法の構想案を公開してします。完成とは程遠い状態ですが、どういう思想を元に政策を提案しているか、政党としての考え方が分かると思います。

詳しいことは池上彰さんが解説していましたので、詳しくはこちらの動画を見ていただければと思います。

【解説】参院選で躍進した「参政党」って?“新憲法の構想案”を知れば、その考え方が見えてくる!\
参政党が創る 新日本憲法(構想案)※執筆時は令和7年5月版を参照

問題点としては「戦前に戻したいのかな?」と思うような「懐古主義」に基づいて作られていること。また、中学校でも習う「国民の権利を規定する」「憲法は国を縛るためのもの」といった、現代的な憲法の基礎が無視されていること。

参政党のコンセプト「DIY」は別にいいんですが、思想が偏っているのと、政党として出すのなら専門家の監修が必要で、専門家からは「まるで怪文書のようなもの(憲法学者 木村草太東京都立大学教授)」と言われる始末です。大事にしていると思われる憲法草案ですらそのような状態ですから、その他の部分もお察しください・・・という感じです。

支持拡大を優先する手法

参政党は根本的なあり方が、政党・政治家ではありません。政策実現や問題解決ではなく、支持を集めること(それに伴う収益や意見の拡散)が目的に見えます。よく言ってプラットフォーマー・広告・イベント屋さん、悪く言うと、迷惑系YouTuberに似ています。

部分的な事実と支持を集める手法と誤った結論

政治とは、将来のビジョンを考えたり、問題点や不満点を取りまとめ、専門家の意見を聞きながら解決策を考え、具体的な政策に落とし込んでいくものだと思っていますが、参政党の様な政党の場合は違います。

問題提起など皆が納得しやすい部分に「部分的な事実」や「反論しずらい内容」を入れて、後半は妥当性に関係なく、支持を得やすいポピュリズム的政策を入れてきます。

デマや陰謀論 くすぶっている不満を集める

「氷河期世代が今まで顧みられてこなかった」や「コロナ禍や物価高で生活がさらに苦しくなった」といった普通の不満を集めるのと同時に、デマや差別的な主張、陰謀論も集めて、この後の工程に放り込んでいくところが普通の政党と違います。参政党の場合は党首の神谷さん自身がこういった発信を好んでしていますし、他の候補者や議員についても同様です。

こういった主張をする側は、自分たちは皆が言えない本音、本当は正しいことを言っていると感じています。ですが、周囲からは「その主張はこういう理由でよくないから変えていこうね(優しい場合)」と言われたり、「差別主義者」として糾弾されたりします。いずれの場合も、世間一般から受け入れてもらえることはありませんので、承認される場があると飛び込んでいきます。

既存政党が取り込めていない不満を取りまとめること自体は必要ですが、暴走してありもしない解決策を主張するのは、支持者のためにもなりません。

不安をあおる 複雑・限定された問題(原因)を誇張・捏造する

強引な政策を正当化するために、問題を大きく、それがすべてであるかのような見せ方をします。

問題点自体は正当なものであっても、限定された問題(原因)、存在しない問題を必要以上に大きく見せるのは問題です。問題の本質は別のところにあるので、そこを「改善」したところで実態は変わりません。また、別の部分で利益があったり複数の利害が対リスするような複雑な問題を単純化しがちです。特定の部分だけ解決しようとすれば、全体としてはマイナスの効果が大きくなってしまいます。

「我々は(他の政党が問題視していない)問題を拾い上げている」という支持集めや、「だから我々の(過激な)政策は必要なのだ」と主張につながります。

これはお手軽な手法で、批判だけなら具体的な実効性・ビジョンがなくてもできます。ただし、これは少数派で実効性がない場合のみ有効で、実際に実行できる立場になると総崩れします。だって、存在しない問題は解決できないんですから。

事実に基づかない政策・現実味のない政策ができあがる

その結果出てくるのが、次のどちらかの政策です。

  • 問題提起が間違っているのでそこを直しても現実がよくならない政策
  • 財政面で困難・そもそも理想が物理的にあり得ない状態など 実現不可能な空手形

ポピュリズム政党としてはそれっぽく大きいことを言って支持さえ集めればいいので、かなり無茶なことも言います。効果がないだけならまだしも、現状を悪化させるような政策も平気で主張しています。

あと、「現金給付」と「減税」って影響の仕方は違うものの、政府から国民へお金を移すという意味では本質的には同じです。「自民はバラマキばかりして人気取りに走っている」と言って野党支持に走る人も見ますが、「減税」や「実現できないような政策」もバラマキと同じですからね。

また、ヒトラーなどの独裁者も「有機農法」とか「(自分たちの考える)自然な状態」を好みがちですね。現代人は科学技術でブーストしているのに、根拠もなく「自然」に戻ったら人が死にます。昔の日本、たとえば「江戸時代はこうだった」というような話はたまに聞きますが、人が簡単にに死ぬ、今から考えると過酷な世界ですよ(平均寿命32歳~44歳)。

既に新しいしがらみを抱えている

「今は多少規模の拡大を優先しているけれど、大きくなればガバナンスが効いてまともになっていくのでは?」こんな疑問もあるかもしれません。10年以上のスパンで考えたら分かりませんが、短期的にはあり得ませんし、もはや中身が別物です。

まず、党としてこのような方針で進めているので、まともな候補はここから立候補しようとしません。「客観的に正しい現状認識・政策立案のできない人」「間違っているのは承知で自分の意見を押し通したい人」ばかりになってきます。

また、支持層も過激な発言に集まってきているのがコア層ですので、方針を変えると指示が離れます。「エプスタイン・ファイル」の問題で、支持者がトランプ氏に怒りをぶつけていたような状態ですね。

参政党をクリーンな方向に変えるという事は、議員、党員の支持を失うという事に他なりませんからできないんです。「デマを含む過激なことを言い続けないといけない」というしがらみに縛られているんです。

既存政党へのカウンターとして選ぶのも有害

「少数意見」「見落とされて(無視されて)いた」意見をアピールするために、少数政党の役割は重要です。しかし、参政党というかポピュリズム政党のやり方は、政治全体や既存政党も劣化させます。

分断の加速 支持者の中で事実と異なる「物語」「閉じた世界」を形成する

トランプ政権などもそうですが、もともとあるデマや誇張された問題を統合して、外国人のせいで日本人の生活が苦しくなっているといったような、誤った「物語」を作り、支持を得ています。同時に「既存メディアは信用できない」と主張して周りの情報とのずれがあることを正当化し、時には自身の正当化の理由付けに使います。

「(人気取りに走ったり質がいいかはさておき)事実を元に政策を考える政党・支持者」と「そもそも物語(ファンタジー)を信じていて違う世界を見て、それを元に政策を考える政党・支持」に分かれてしまいます。これはもう「どうバランスをとるか」「いろいろある手法の中でどれが最適か」という話ではなく、見えている世界が違うので議論が不毛で、歩み寄りが難しくなります。

既存政党へのポピュリズム・事実軽視の蔓延

こちらはすぐにでも起こりえる問題です。

既存政党まで、現実の複雑な問題調整より、分かりやすい「物語」で支持を集めるようになったら、政治全体が崩壊します。良識ある議員さんであればやらないと言いたいですが、「やりたくないけど新興政党に支持が流れ続けているからやらざるを得ない」となる可能性があります。

こうなると、選挙が大きな声で支持を集めるだけの、人気投票になってしまいます。

まとめ:じゃあどうすれば?

何のためにそれがあるのか?どういうメリットがあるのか?立ち止まって考える

同意できるかできないかは別として、自分とは反対の意見を持っている側が、どういう根拠で話しているか確認してください。特に「外国人特権」のように、「分かりやすい敵」を設定する主張は立ち止まって考えましょう。他の政策についても同様です。

法律や制度であれば、次のような観点です。

  • なぜできたのか
  • どういうメリット・デメリットがあるのか(特に見落としているメリットについて)
  • 全体を見るとどうなのか(日本人にも同等かさらに大きい金額が使われている場合がほとんどです)

法律になっているという事は国会を通しているわけですからあまり無茶苦茶なことはできませんし、何らかの背景、メリットがあって制定されたはずです。その理由には賛否あるかもしれませんが、何も調べずに批判するのは「目の前にぶら下がったエサ」に飛びついている状態です。

複数ソースを使う

昔からよく言われることですが、複数ソースの情報を使い分けましょう。それぞれ、向き不向きがあり、発信者や媒体によって得やすい情報、得づらい情報があります。

また、外国によるSNSを通じた世論操作は現実の脅威としてありますから、偽情報に流されないようにすることも重要です。

AIに聞いてみる

特性を理解していないと結構危ういところはありますが(間違いも結構出力するので、元サイトの確認が必要)、「複数ソースなんて確認できるか!」という人にまずおすすめの方法です。疑問に対してばっちり答えてくれるウェブページを見つけるのは難しいんですが、AIならいくらでも個別の質問に答えてくれます。

  • 単発の質問
  • 保守ならどの政党を選ぶべき?
  • 就職氷河期世代を助けてくれる党は?
  • 〇〇党(〇〇という政策)のメリット・デメリットを教えて
  • 比較質問
  • 今ある政党の特徴・傾向を比較して
  • 自民党の給付と野党の減税、どっちの方がいいの?
  • 前提条件を加えた質問
  • 40代女性ですが、生活が苦しいです。「女性の給料アップ」と「選択的夫婦別姓」の実現をしてくれそうな党はどこですか?
  • 20歳大学生です。自分たちの世代の負担を少なくして、若い世代のことを考えてくれる政党は?
  • 質問内容が間違っていて訂正や説明をしてくれる質問
  • 外国人の受け入れは厳しくした方が日本人にとってはいいよね?
  • 外国人のせいで日本人の生活が苦しくなっています。どうしたら日本はよくなりますか?

AIもいろいろあってどれを使えばいいか分からないと思います。とりあえず、スタンダードなChatGPT、X(Twitter)を使っているならGrok、Googleサービスをよく使っているならGeminiといった感じで選べばいいと思います。

主要なチャット型AIサービス

私はGeminiとClaudeを使うことが多いです。

時事に関する雑誌・YouTube

AIは深いところまでは応えてくれません。特定の問題についてもう少し深く知りたい、全体像を知りたいという場合は、時事問題を解説したYouTubeを見ると分かりやすいです。

時事に関する雑誌も特集は数ページにわたって書かれますから、それなりに詳しく知ることができます。図書館で複数詩をパラパラ見てみるといいんじゃないでしょうか。

スマホでは画面が小さすぎますが、雑誌の読み放題サービスを使うと、たった月数百円で各社読めます。パソコンでも読めますし、私はタブレット端末を買いました。

各社、討論や解説的なことをやっているYouTubeチャンネルがありますから、こちらを見るのも参考になります。ただ、各社のカラーが出たり、ゲストで来た人によっては癖は強い気がしますから、まずは中田敦彦さんや池上彰のチャンネルをおすすめします。

玉石混交のYouTube・SNS 「うそはうそであると見抜ける人でないと難しい」

専門家や政治家の生の声を聞ける反面、チャンネルによってかなり偏っているもの、玉石混交で石(デマ・間違いなど質の低いもの)の方が多いというのは認識して見ないとダメです。各社、レコメンドシステムが強力で、石を見ると石ばっかりおすすめしてきて、それが正しいと錯覚してしまいます。

「オールドメディアは嘘・偏向報道ばかり」と言われたりしますが、それは「ある程度公平であることを期待されるから」という前提があります。SNSや個別のYouTubeチャンネルはそんな制限ありませんから、「偏向しているのが標準」です。

嫌われ者のオールドメディア(新聞・TV)

お断り。私、テレビの方はほとんど見ません。

各社の特色があり、どういう方向性で報道しているかは考慮する必要がありますが、逆に言えばそれだけです。各社の信用をかけて記事のチェック、リリースをしています。

  • 読売新聞:中道右派~右派
  • 産経新聞:右派
  • 日本経済新聞:中道
  • 毎日新聞:中道左派~左派
  • 朝日新聞:左派

右左の傾向

  • 左派: リベラル・多様性・反戦・社会保障・弱者保護
  • 中道: 中立・バランス重視
  • 右派: 保守・改憲・国防重視・伝統的価値観重視・政権寄り

YouTube・SNSのセクションでも書きましたが、そちらは偏向しているのが標準です。オールドメディアの変更を非難する人は、なぜかそこをスルーします。新聞社やTV局とは基準になる信頼性が違いますし、広い分野における調査・報道能力は天と地ほど差があります。

物理的な制約がある紙面と違って、デジタル版だと多くの記事があり、テーマごとに連載が組まれていて情報量が多いです。

特定の会社が問題を起こしているかのように言われる時がありますが、調べた限り、各社問題を起こしているので似たり寄ったりです。たとえば朝日新聞の場合は単に右派が嫌っていて、やり玉にあげられやすいだけだと思います。

野党を強くして政権担当能力を持たせる

私の意見ではありますが、政権交代の前に、自民と野党が連立や政策協力をする状態が長く続かないとダメだよねと思っています。

自民党に自浄作用がなく、「選挙で負けるかもしれない」という緊張感が常に必要ですが、野党のまとまりもありません。政権交代したとしても、次々と変わる首相のように、早々に国民が飽きるのが目に見えています。実務的にも、いきなり入れ替わっていい仕事ができるとも思えません。

野党も連立や政策協力という形が増えて経験を積む必要があり、そうする中で、政策の実現を重視する優秀な人材が野党にも入ってくると考えます。前回の民主党政権のように、「やっぱり駄目だった」と、国民がすぐに飽きて自民党に戻っていてはダメなんですよ。

自分が投票するのはどの政党がいい?

どの政党、どの候補者がいいか分からないし・・・という人が多いと思います。

そういう場合は、「ボートマッチ」が役に立ちます。政策についてどう思うか質問に答えていくのですが、政党や候補者ごとに選んだ選択肢との一致度を出してくれます。

選挙前になると各新聞社が公開しますので、迷っている人も、そうでない人も、一度試してみてください。「応援している党が意外と低い」「あまり考えていなかった党が高くて興味が出た」という事もあるかもしれません。

メディア・政党へ意見を送る・企画に参加する

投票って正直、「数万~数十万票のうちの1票だから行ってもいかなくても変わらないんじゃ・・・」と思うところもあります。その積み重ねが大事なんですが。

投票以外にも、政党やメディアのメールフォームから意見を送ったり、イベントに参加する方法もあります。投票という個人が見えなくなる方法ではなく、直接意見を伝えられるので投票よりも直接意見を伝えられます。

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