ヤマザキマザック工作機械博物館に行ってきた

2019年11月にできたばかりのマザック工作機械博物館に行ってきました。

マザック工作機械博物館

マザック工作機械博物館は岐阜県美濃加茂市の地下工場を博物館に作り替えたものです。滞在時間は1時間~2時間程度です。

マザック工作機械博物館 公式サイト

  • 大人 500円
  • 高校生・大学生 300円
  • 小学生・中学生 200円

工作機械の進化

展示されているものを見て感じた工作機械の変化について書きます。

動力の変化

人類は原始的なものだけでなく、金属製の機械と呼べる様なものになってからも、動力を人力に頼ってきました(展示にはなかったとは思いますが、馬や風車、水車など外部から動力を取る場合もありました)。博物館でも手回し式や足踏み式の工作機械が展示されています。

時が経ち、蒸気機関が発明される事で、18世紀から19世紀に産業革命が起こります。どこでも燃料を燃やせば大出力のエネルギーを取り出せる様になり、飛躍的に生産性が高まりました。博物館では初期の蒸気機関の説明として、鉱山から水(地下水)をくみ出すための装置の説明があります。

蒸気機関は非常に大きく、機械1台につき1動力(蒸気機関)というわけにはいきません。天井にシャフトを通して、そこにベルトを欠けることで各機械に動力を伝えていました。

更に時代が進み、動力に電気(モーター)を使う様になります。1台1台動力が付きますから、この頃からかなり機械が大きくなってきます。

産業革命がイギリスで始まった関係上、昔の機械はヨーロッパやアメリカ製が多く、展示の後半になると日本製(マザック製)のものが増えていきます。

多機能化・自動化

最初は「丸く削る」「平たく削る」「穴を空ける」「ネジを切る」という作業をすべて別々の機械で行っていました。つまり、別の加工をする度に段取り替えが必要でした。

それが「丸く削る」と「ネジを切る」という様な似た工程を1台でできる様にしたり、複数の刃を簡単に切り替えられる様にして段取り替えの手間を減らしていきます。

制御の面でも、サンプルをセットすると、それと同じ様に加工するという様な機械も展示されていました。

現在ではコンピュータで製図したデータを元に、自動的に各種加工を行う様になっています(CAD/CAM)。2018年製造の工作機械も展示され、実際に動いている様子を見ることができます。

自動化が進むにつれて製造速度も上がり、1人で複数台の機械を受け持つことができる様になりました。

更に、機械単独の自動化から進み、工程間や工場全体の自動化が進んでいます。B1Fでは最新のIoT、自動化技術を活用したMazak iSMART Factoryの様子を見ることができます。

精度の向上

精度に関しては上がり続けているんでしょうが、正直、私では工作機械の展示を見ても分かりませんし、説明されてもピンと来なかったと思います。スタッフさんが巡回されていますから、聞けば「この時代はこのくらいの精度で作っていた」という様な説明はしてくれると思います。

数十年前まではすべて、手作業で刃の位置を調整していました。

それがNC(Numeric Control)加工と呼ばれる技術が出てくると、機械制御によって位置決めをする様になります。Numeric Control(数値制御)と言うのは、機械を数値(設定)によって制御するという事です。

レーザー加工機も展示されており、現代のそうした機械では非常に繊細な加工が可能です。

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